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研究機関が収蔵の先住民族「ツォウ族」関連文物 阿里山で里帰り展示 来月8日から/台湾

ツォウ族関連文物の里帰り展示に関するイベントに出席した翁章梁嘉義県長(右から2人目)、高瑞芳阿里山郷長(右端)=4月27日、嘉義県(同県政府提供)
ツォウ族関連文物の里帰り展示に関するイベントに出席した翁章梁嘉義県長(右から2人目)、高瑞芳阿里山郷長(右端)=4月27日、嘉義県(同県政府提供)

(嘉義中央社)政府系研究機関、中央研究院が収蔵する台湾原住民族ツォウ族の文物45点が、来月8日から11月8日まで、南部・嘉義県阿里山郷のツォウ族自然・文化センターで里帰り展示される。ツォウ族の歴史や生活、信仰、工芸などの多様な姿を紹介するとともに、年配者の口述記録を通じて、物と人、文化、大地とのつながりを再構築する。

展示は同院民族学研究所博物館と嘉義県ツォウ族クバ(庫巴)トフヤ(特富野)社文化発展協会が共同で開催する。27日に開かれた関連式典には翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長や高瑞芳阿里山郷長、地元住民らが出席した。

キュレーターを務めた鄭佩茜さんは中央社の電話取材に、博物館にはツォウ族関連の文物が80点以上収蔵されており、いずれも100年以上前のものだと推定されると説明。約50~60年前に同院の研究者が阿里山で調査した際に収集したものだと語った。

同院は展示に先立ち、トフヤ集落とタッパン(達邦)集落の年配者を博物館に招き、里帰りさせる文物を選定。展示スペースの広さや文物の状態を考慮して選ばれた45点と、ニヤウチナ(里佳)集落の汪栄華さんが個人で収集していた文物が展示される。

鄭さんによると、院側は文物の返還を望んでいるものの、集落側に適切な保存・展示設備と空間が整っていることが前提であるため、今回の展示品は会期終了後、再び博物館で保管されるという。

文物は女性と男性それぞれの服飾や装飾品、生活用具、汪さんの所蔵品などに分けて展示される。

翁県長は、台湾では文化の脈絡を重視する動きが高まっているとした上で、自らのルーツを理解することは非常に重要だと強調。今回の展示はツォウ族の人々の間でも大きな議論を呼んでいるとし、ツォウ族の命の物語に足を踏み入れてほしいと来訪を呼びかけた。

(蔡智明/編集:齊藤啓介)

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