中部・台中市大仁小学校の野球部に所属する児童らが18日までに、意識の戻らない患者をケアする市内の療養施設を訪問した。子どもたちはサンタクロースの帽子をかぶり、野球が好きだという男性患者にバットを贈って目が覚めることを願った。
施設によれば、患者は現在48歳。自動車修理工場で働く、健康でスポーツ好きの青年だったが、25歳の時に交通事故に遭って以来、意識が戻っていない。患者の父親は意識が戻るのを諦めておらず、見舞いに来るたびに話しかけているという。
児童の一人は、いつどんな困難に遭遇するか分からないので、野球の練習ができる時間を大切にしようと思うと話した。
児童らは、施設を運営する創生福利基金会が行う福祉活動への協力も呼びかけた。