(台中中央社)13日にリニューアルオープンする中部・台中市の「勤美術館」で10日、記念式典が行われ、建物の設計を担当した隈研吾さんや同市の鄭照新(ていしょうしん)副市長らが出席した。隈さんは大地や緑と複合させた美術館が実現できたと語った。
同美術館は2012年、移転した小学校の跡地を活用して開館。リニューアルのために約6年にわたって建て替えを行っていた。精密部品製造や住宅建設などを営む勤美グループが管理運営する。
隈さんはあいさつで、これからの都市に一番必要なのは文化と商業などが複合することだとし、「この美術館ほどそういう複合を徹底してやったものは世界に例がない」と述べた。
13日からは日本の建築家、佐藤オオキさんが代表を務めるデザイン事務所「nendo」による作品の特別展が開かれる。来年6月1日まで。