(台北中央社)16日の台湾は放射冷却現象の影響で、各地でやや寒い一日となった。中央気象署(気象庁)は、16日夜から17日午前にかけて気温が10度以下になる可能性があるとして、北部・新竹県や中部・台中市など5県市に低温特報を出し、寒さや昼夜の寒暖差への対策を呼びかけている。
低温特報(黄色信号:寒い)が発表されている地域は北部・新竹県、中部・苗栗県、台中市、彰化県、南投県。
また、台湾最高峰・玉山の山頂に近い玉山観測所(標高約3845メートル、南投県)では16日午後、初雪を観測した。同所では午後2時53分に氷点下3.9度を記録した。
気象署の週間予報によれば、17日は、放射冷却現象の影響で朝は各地で冷えるものの、日中は気温がやや回復する。同日夜から大陸からの寒気団が南下し、中部以北や北東部で気温が下がる。18日と19日は寒気団の影響で北部や北東部でやや寒く、その他の地域も朝晩は冷え込む。20日は寒気団が次第に弱まり、気温がやや上がるが、21日には各地で再び気温が低下。22日と23日は北部や北東部でやや寒く、その他の地域も朝晩は冷え込む。