南部・台南市政府は、横断歩道の安全性向上のため、路面を信号と連動した光で照らし、歩行者に注意を促す信号機の試験運用が始まった。
市政府交通局の王銘徳局長は中央社の取材に、ドライバーが横断する歩行者をはっきり視認できるようになる他、歩行者も信号機や周囲の状況に注意を払うようになると語る。
台南市では2021年にも路面にライトを埋め込む形の信号機を試験設置したが、通行する車両の重量や工事などで壊れ、路面を光で照らす方法に変更した。
ただ実際の歩行者からは、「歩きながらスマートフォンを使っている人にとっては、公的機関が費用を投じて注意喚起を増やしても意味がない。歩行時にはスマホを使わないようにすることが重要だ」との冷ややかな声が聞かれた。