台湾を代表するグルメの一つ、タピオカミルクティーがデザインされたピンバッジがパリ五輪に出場する各国選手や大会の観客たちの間で人気を博している。五輪関連の文化プログラム「文化オリンピアード」の台湾パビリオンで配布完了後も諦めずに同館への問い合わせが相次いだという。
ピンバッジは中華オリンピック委員会が同大会に向けて製作したもので、「パリ2024」と書かれた別のピンバッジと合わせ、計1000個の数量限定だった。
台湾パビリオンでは7月27日のオープン以来、中華オリンピック委員会が製作したピンバッジを含め、台湾にちなんだオリジナルグッズやお菓子、同パビリオンが製作し一緒に勝つことを意味する2つの「V」をイメージしたピンバッジなどが入ったギフトバッグを来場者先着200名に無料で配布してきた。用意分のギフトバッグは6日に全て配布を完了した。
同館はこの日午前、インターネット上で最後の200人分のギフトバッグを配布すると予告。「タピオカミルクティーのピンバッジもランダムに提供される」とした。同日、勤務を終えたばかりの5人の台湾の客室乗務員も列に並び、ギフトバッグを入手したものの、目当てのタピオカミルクティーのピンバッジが入っていなかった。
一行は「残念!」と悲鳴を上げながら「文化部(文化省)にタピオカミルクティーのピンバッジをつくるよう、呼びかける。私達も台湾のお役に立てたいから」と中央社の記者に気持ちを伝えた。
タピオカミルクティーのピンバッジを求める声が7日になっても同パビリオンには寄せられているとか。