離島・澎湖県の南寮で23日、鉄道車両を模したロードトレイン「亀壁号」の運行を始めた。地元の美しい田園風景の中を走るコースになっており、エコツーリズムの促進につながればと期待が寄せられている。
ミニ機関車風の2両編成の乗り物で、全長15メートルに達する。定員は40人(1両20人)。地域の活動センターを起点に南寮の公園や魚の調理・加工施設「魚灶」、100年の歴史を持つ古い井戸、漁港などのスポットを巡る全長約3.5キロの距離を18分で走る。
地域の発展を図る南寮社区発展協会の陳有択理事長は地元ではエコツーリズムの推進に力を入れていると言及。ロードトレインの導入により、炎天下の中を歩かなくて済む他、漁村の風景も楽しめて、非常に快適だとアピールした。
亀壁号は毎週火曜、木曜、土曜の午後4時から5時30分まで30分間隔で運行される。
(編集:荘麗玲)