南部・高雄市の運動施設「美濃運動センター」の屋外に設置されたコンクリート製のベンチが、世界で権威のある「iFデザインアワード2024」プロダクト部門でデザイン賞を受賞した。川のような美しい曲線を持ち、地域特有の景観芸術を作り出したとして評価された。
同市政府水利局が3日までに発表した。同賞は世界三大デザイン賞の一つに数えられており、今年は72カ国・地域から1万1千点近くの応募があった。
同局によれば、ベンチはロボットアーム式の3Dプリンターによる台湾初のコンクリート作品で、大きな弧を描いているのが特徴。同局はこのような形のデザインが従来の工法では達成し難いとしている。
同局は市の良好な景観形成を図り、同センター周辺での環境改善に着手。関連作業が昨年5月に終了した。施設の入口前の広場には地元の水をイメージしたテーマが採用されたという。
(編集:荘麗玲)