台北メトロ(MRT)の高架下に整備された公園の改善事業など計4つのプロジェクトが、中華民国景観学会主催の「2023第11回台湾景観大賞」で賞を獲得した。台北市内の公園の管理などを担当する同市政府工務局公園路灯工程管理処が19日、報道資料で発表した。
台北メトロ円山―民権西路駅間の高架下にある帯状公園の改善計画は、円山地域の歴史や文化、土地の記憶などの要素をデザインの素材にし、大型のアート作品やベンチ、植物などによって地域の精神を再現した。同計画はランドスケープのPRやコミュニケーション、意思疎通を促進する作品を対象とした部門で佳作に選ばれた。
同処は、今後も公園や緑地、広場の景観の質を高め続けると説明。生態系保護や土地の文化と特色を地域とつなげることを主軸にして、安全で楽しくくつろげる公共空間を提供したいとしている。