桜の名所として知られる中部・台中市の武陵農場で来月8日から桜祭りが始まる。花見客で混雑が予想されるため、交通部(交通省)公路局はシャトルバスの運行や1日当たりの入園者数の制限などを実施し混雑の解消を図ろうとしている。
同局が2日の記者会見で発表した。シャトルバスは計6路線。それぞれ台北市内にある高速バス会社の国光客運台北駅と台北市府バスターミナル、北東部・宜蘭県にある宜蘭バスターミナルと羅東バスターミナル、三星郷総合運動場、中部・台中市にある梨山と武陵農場を結ぶもの。
入園者数の制限については1日当たり6000人を上限とする。このうち、ツアー客に割り当てられた受け入れ枠は1800人、残りは日帰り客に割り当てられる。昨年の来場者数は過去最高となる延べ12万2300人余り。
武陵農場には3万株の桜が植えられている。1月中旬にはカンヒザクラ、同月末にはショウワザクラ、2月初めには同農場特有の品種とされる「ピンク・レティー」(紅粉佳人) 、同月中旬にはムシャザクラがそれぞれ開花すると予想されている。
桜祭りは2月29日まで。