多彩な自然景観が楽しめる中部・台中市の大雪山国家森林遊楽区で28日早朝、低温となった影響で霜が降りた。まるで霜のじゅうたんのような白い地面を歩くキョンの姿も観測され、冬限定の癒やしの景色となった。
霜が降りたのは標高2600メートルの地点にある小雪山一帯。ここにはカエデ類が植えられており、すでに全体の6割が色づき始めている。
大雪山国家森林遊楽区を管理する林業・自然保育署台中分署によれば、標高2000~2600メートルの同園は気温が大幅に下がる寒波襲来時には、植物には氷がついたり、近くの池の水が凍ったりする。
同園のスタッフはこの日、青空の下、紅葉したカエデを撮影できた他、悠々と歩いている小型のシカであるキョンの姿も偶然カメラに収めた。