台南の文学史をまとめた書籍シリーズ「台南文学史」の新書発表会が9日、南部・台南市の国立台湾文学館で開かれた。同市文化局が成功大学と連携し、3年間かけ、古典文学や現代文学、台湾語の文学、現代の演劇の脚本などさまざまなジャンルの文学を全5冊にまとめた。
同シリーズは、同市で来年開かれる台湾最古の城「安平古堡」(ゼーランディア城)建設400周年を記念した行事「台南400」に向けて制作された。
同局の謝仕淵局長は、台南の文学の発展は数世紀にわたっているとし、台南は多くの作家の故郷でもあると指摘。同シリーズの編さんによって台南の文学が伝承されるだろうと期待を寄せた。