夜通しでアートを楽しめる「ニュイ・ブランシュ」(白夜祭)が来月上旬、台北市内の繁華街で開催される。計100組近くのアーティストや団体が参加し、日本の猫人形作家、佐藤法雪さんが手掛けた作品も登場する。
「ニュイ・ブランシュ」はフランス・パリ発祥の現代アートの祭典。同市では2016年に始まった。今年は信義区にある国父記念館、台北市議会、台北市政府およびその周辺一帯を会場に実施される。インスタレーション作品25点の他、さまざまなショーも楽しめる。
同市文化局によれば、同局は佐藤さんが羊毛フェルトで作った人間サイズのネコのかぶりもの「リアル猫ヘッド」を用いて、「毛容容」という名前のキャラクターを作り出す。毛容容はイベント当日に市長室を「占領」し、市長に「就任」、オンラインで「就任演説」を行うという。
「今年の白夜祭で最もユニークなパフォーマンスアートになる」と同局は胸を張っている。イベントは10月7日午後6時から同8日午前6時まで。