南部・嘉義県で進められていた糖業鉄道の延伸工事が完了した。11日にも交通部(交通省)による審査が行われる見込み。10月の開業が予定されている。
同鉄道は台湾糖業(台糖)蒜頭工場にサトウキビを運搬するために建設されたが、現在は観光鉄道として台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)嘉義駅前の五分車高鉄駅と工場を結んでいる。
新たな区間は工場と国立故宮博物院南部園区(故宮南院、嘉義県)を結ぶ。開通後は高鉄駅から故宮南院まで全長4.4キロを時速10キロで約40分かけて走る予定。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)