仕事で台湾を訪れた日本人建築家の男性が、北部・台北市内のホテルに向かうタクシーの車内にスマートフォンを忘れたものの、警察官らの尽力により、その日のうちに無事取り戻すエピソードがあった。
北部・台北市政府警察局大安分局が9日発表した報道資料によると、ホテルからの通報を受けた警察官は、ただちに監視カメラの映像から男性が乗車していたタクシーを特定し運転手に連絡。運転手は直線距離で約17キロ離れていた北部・新北市淡水から派出所にスマートフォンを届けたという。
スマートフォンが届くまでの間、男性と警察官は翻訳ソフトを使って交流。男性は台湾で手掛けた建物を紹介するなどした他、記念写真の撮影に興じたとしている。
同局はタクシー乗車時にはナンバープレートをメモするなどし、降車時には忘れ物がないか確認するよう呼びかけた。