温帯の果物が多く栽培されている中部・台中市の梨山で収穫の時期を迎えている。高山地域では果物の収穫期間が短いため、管理を担当する参山国家風景区管理処は「今のうちに楽しんでほしい」と期待を込めた。
標高約2000メートルの地点にある梨山。夏でも平均気温が24度と過ごしやすく、避暑地としても人気がある。毎年6月から果物の収穫期に入り、6月にはチェリー・プラム、7~8月は水蜜桃、9月には新世紀梨、10~11月には蜜りんご、11~12月は甘柿や雪梨など。
台中市農業観光産業発展協会の羅進玉理事長によれば、梨山での果樹栽培は、ゴマ油の搾りかすやさまざまな有機肥料などが使用されており、環境に優しい栽培方法を取り入れていることから、風味がよく栄養価の高い果物ができるという。
同管理処は、涼を感じながら旬のフルーツを味わえるとして来訪を呼びかけている。