王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)は27日、横断歩道で歩行者を優先しなかった際の罰則を30日から強化すると明らかにした。違反した場合の過料は現行の3600台湾元(約1万6700円)から6000元(約2万7800円)に引き上げられる。
取り締まりの基準となる車両と歩行者の距離を巡っては、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合、車両は必ず停止して譲らなければならないとする案が当初打ち出されたものの、批判が殺到。車両と歩行者の距離が3メートル以内の場合は必ず歩行者を優先しなければならないとする現行のルールが維持されることが決まった。
また違反者は3時間の道路安全講習に参加する必要があるとしている。