11日正午ごろ、北東部・宜蘭県羅東鎮の公正派出所に、台湾元を使い果たして困っていた日本人旅行者2人が来訪し、勤務していた警察官がポケットマネーで日本円と両替して助けるエピソードがあった。
対応した警察官の沈栢豪さんによると、当初は両替可能な場所をインターネットで検索したものの、土曜日に対応できる場所は宜蘭にはなかったという。
沈さんは日本旅行の予定があったことから、上司の許可を得た上で、沈さんの約5000台湾元を日本人旅行者の持つ2万2000円と両替した。
沈さんは以前もタクシーの中に携帯電話を忘れた日本人のために防犯カメラの映像からタクシーの運転手と連絡を取り、助けたことがあった。今回の日本人旅行者の1人は中国語が話せたため、宜蘭の観光スポットを巡る定期観光バスを紹介したとしている。