台湾随一の漁港として知られる北東部・宜蘭南方澳の魚市場が1日、約3年間の工事期間を経て供用開始した。魚を販売する場所とさばく場所が異なるため、より明るく清潔感のある空間に変身した。
蘇澳区漁会(漁協)によれば、60年以上の歴史を持つ同魚市場は老朽化が進んだため、2018年末に取り壊された。その後、漁業署からの補助金提供で再建できた。
供用開始式典に出席した陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(農水相)は、南方澳は台湾にとって重要な漁港だと述べ、清潔感のある新たな魚市場は模範となり、消費者の耳目を一新できるだろうと期待を寄せた。