北部・新北市政府観光旅遊局は26日、新型コロナウイルス後の旅行市場回復を見据え、同市の人気観光スポット九份の代名詞とも言える赤いちょうちんを新調すると発表した。
九份は台湾を紹介するガイドブックには必ずと言っていいほど載っているノスタルジックな町で赤ちょうちんが並ぶ幻想的な雰囲気が魅力だ。だが、時間の経過と共に色あせや破損など劣化が進んでいる。
同局は地域の人たちや商店街と相談した結果、「赤ちょうちん」の新たなブランドをつくり、地域の特色ある景色を作り出すことで行楽客を引き付けたいという結論に至った。
同局は、赤ちょうちんは暗闇を照らし疫病を退治することの象徴だとしており、新しいちょうちんの設置場所やルートなどについて現在検討中だとしている。