(台北中央社)外交部(外務省)は28日、自民党の松山政司参院議員会長が率いる訪問団が同日から30日までの日程で台湾を訪問すると発表した。頼清徳(らいせいとく)総統らと面会する予定だとし、心から歓迎すると表明した。
外交部によると、訪問団のメンバーはいずれも自民党の参院議員で、渡辺猛之氏、上野通子氏、堀井巌氏ら。
頼総統の他、蔡英文(さいえいぶん)前総統や台湾の対日窓口機関・台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長と面会し、台日関係や地域情勢、経済安全保障などの双方が関心を寄せる議題について意見を交わすという。
この他、南部・高雄市の廟(びょう)にある故安倍晋三元首相の銅像にも献花に訪れる予定。
外交部は、インド太平洋地域の安全保障上の挑戦や世界的なサプライチェーン(供給網)の再編という複雑かつ変化が多い情勢に直面する中で、松山氏が議員らを率いて台湾を訪問することは、台日の各分野における実質的な協力を深化させ、より緊密で強固な台日関係の構築に寄与すると述べた。