屏東科技大の野生保護動物収容センターで飼育されているライガーの「阿彪」は今月で12歳の誕生日を迎えた。同センターは25日、鶏肉や牛肉などの食材を取り入れた特製肉ケーキを用意し、阿彪の誕生日プレゼントとした。
ライガーは父がライオンで母がトラ(タイガー)のハイブリッドな動物。両種の特徴を併せ持ちつつも、それらよりも大型になるこごが多い他、先天的な疾患が多く、成獣に育つ前に多くが死んでしまうという。
同大によれば、野生の大型ネコ科動物の寿命は約10~15年。ただ、ライガーは自然界に本来存在する生物種ではなく、ライオンやトラの平均年齢を参考にすれば、満12歳の阿彪は間もなく壮年期に入る。後ろ足に遺伝性患を持っているから、今後はより体の健康に注意しなければならないとしている。
「年を取ると同時にこれからも健康な日々でありますように」と同大は阿彪の無事を願っている。