北部・台北市政府産業発展局は12日、同市の南門市場で、新型コロナウイルスのワクチンを3回接種した証明書を提示すると、市場内でちまき1個と交換できるキャンペーンを行った。
台湾では端午節(今年は6月3日)にちまきを食べる習慣があり、特に南門市場はちまきを売る店が集まることで知られる。
市場ではこの日、600個分のちまき引換券を用意。原則1人1枚だが、65歳以上の場合は2枚プレゼントした。同局によると、ちまきは15日まで交換できるという。
業者によれば、今年は原材料の値上げなどで、肉製品やちまきの食材なども値上がりし、ちまきの価格も昨年に比べ5〜10台湾元(約22〜43円)高くなっているという。また新型コロナ感染拡大の影響で、市場の客足も減っていると語った。