南部・高雄市屈指の観光地「澄清湖風景区」に台湾最大級の規模を誇る立体迷路「迷宮花園」が出現した。迷宮の通路となるよう、園内には植物のジュランやキバタイワンレンギョウが植えられており、空から俯瞰すると、オシドリ2羽が仲良く並んでいる形となっている。
同市政府観光局によれば、迷路は放置された面積約6000平方メートルに及ぶ馬術訓練場を再整備したもので、工事に要した費用は2400万台湾元(約9840万円)。若者や家族連れなど誰もが気軽に訪れる場所になればと同局は願った。迷宮花園は23日に正式オープンする。
澄清湖は高雄市で一番大きな湖。灌漑用水や工業用貯水池として利用されていたが、より多くの人々にその豊かな自然環境を体験してもらおうと、1960年に市民の憩いの場として一般開放された。年間観客動員数は数百万に上るという。