(台北中央社)俳優の赤楚衛二が1日、台北市内で開かれた主演映画「366日」のPR記者会見に出席した。台湾でタピオカを味わうことを楽しみにしていたという赤楚は「この滞在期間は毎日タピオカ飲もうと思っています」とタピオカへのハマりっぷりをのぞかせた。赤楚の訪台は初。
赤楚は日本での舞台あいさつで台湾で楽しみにしていることを聞かれた際、「タピオカ」と答えていた。前日に台湾に到着した赤楚は、タピオカはすでに食べたか尋ねられると、「僕は先ほど餃子を食べました」ととぼけてみせた上で、「タピオカ、めちゃくちゃおいしかったですね」と称賛。「今日ももう一回タピオカ飲みたいんですけど、いつ飲めるんですかね」とスタッフに催促のまなざしを送った。
同作で演じた寡黙な青年・湊とは対照的に、自身は外交的でおしゃべりだと紹介した赤楚。司会者から「台湾ではたくさん話して、たくさん食べて」と促されると、別の質問に回答する際に唐突に「いちばん食べたいのはルーロー飯ですね」と語り、会場を笑わせた。
司会者は赤楚の同作での演技について「完璧だった」と絶賛。赤楚はこの言葉ににっこり笑みを浮かべ、「謝謝」(ありがとう)とかわいらしく答えてみせた。赤楚の甘い笑顔に司会者の男性は「溶けてしまいそうだ」と舞い上がった様子だった。さらに、同作が沖縄で撮影されたことに触れ、美しい風景と赤楚のビジュアルが相まって「絵のようだった」と褒められ、「これ、なんてコメントしていいんですかね」と“ほめ殺し”にたじたじになる場面もあった。
台湾の海もきれいだと紹介された赤楚。前日の到着から台北は雨が続いているため「晴れた台湾が見たいです」と感情を込めてつぶやいた。再訪を呼びかけられると、「ぜひ。呼んでいただけたらいつでも飛んでいきます」と約束した。
名古屋出身の赤楚は、台湾ラーメンが台湾発祥ではないと知り「名古屋の台湾ラーメンは偽物だったんだということに衝撃を受けました」と告白した。
また、会見中には通訳をまねする形で、「対」(はい)「沒有」(いいえ)などの中国語も披露し、会場を和ませた。
赤楚は4月2日にかけて台北市内の映画館で3回のファンミーティングを開く。チケットは即完売した。
「366日」は台湾で4月2日公開。
(名切千絵)