政治ドラマ「国際橋牌社」、外伝制作 SARSを背景に善と悪を描く/台湾

2022/06/29 17:13
政治ドラマ「国際橋牌社」のスピンオフ作品「和平帰来」のクランクインセレモニーに臨む出演者ら
政治ドラマ「国際橋牌社」のスピンオフ作品「和平帰来」のクランクインセレモニーに臨む出演者ら

(彰化中央社)政治ドラマ「国際橋牌社」(アイランド・ネーション)のスピンオフ作品「和平帰来」のクランクインセレモニーが29日、中部・彰化県彰化市の秀伝紀念医院南平院区で開かれた。同作は2003年に台湾でSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際に起こった事件を背景に、感染症流行下での人の善と悪を描く。

台湾では2003年4月、院内感染が広まっていた台北市立和平病院が突如として封鎖された。院内の医療従事者や患者らは隔離を余儀なくされ、混乱に陥った。ワン・イーシン(汪怡昕)プロデューサーは、当時多くの人がこの事件に関わっていたものの、多くの医療従事者や当事者らはその後、目立たないように暮らしており、これらの人々の物語は世間に知られていないと話す。ドラマの制作陣は当時の措置決定の過程を究明しようと、決定を行った政治関係者に聞き取りを行い、それを基に物語の観点を作り上げた。また、題材が医療に関わるため、制作スタッフは資料収集に多くの時間を費やした。

「国際橋牌社」は台湾の民主化の歩みを描いた台湾初の本格政治ドラマとして制作され、第1シーズンは2020年1月に動画配信サービスで配信開始。第2シーズンは昨年9月に配信が始まった。ワン氏によれば、第2シーズンの反応は上々で、出資者にも利益が出たことから、スピンオフ作品にも期待が寄せられているという。

「和平帰来」は全6話。撮影が順調に進めば、今年10月に公開できる予定だという。同作の公式サイトでは、ポストプロダクション(撮影後作業)や配信・放送に向けたクラウドファンディングを実施している。

(呉哲豪/編集:名切千絵)

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