(台北中央社)本の見本市「第30回台北国際ブックフェア」(台北国際書展)が台北市の台北世界貿易センター1号館で来月2日から7日まで開かれる。読書大使に歌手のアバオ(阿爆)と俳優のモー・ズーイー(莫子儀)を起用し、読書の楽しさを人々に伝える。
2017年にエッセーや詩、脚本などの文学作品を収めた書籍「失眠的人」を出版したズーイー。3日に会場で開かれる催しに出席し、同書を朗読する。アバオは自身の人生の歩みを振り返るエッセー「Ari 帯著問号往前走」のトークイベントを4日に開く。
今年は同展開催30回目の節目の年となることから、過去のブックフェアを振り返る特別展示も行われる。
同展を実施する台北書展基金会によれば、今年は国内の業者162社、世界31カ国の計193の企業・国が出展する。当初は279社・国が参加予定だったが、新型コロナウイルスの影響などで国内の86社が出展を取りやめた。
主催する文化部(文化省)は購買意欲を刺激しようと、額面100台湾元(約430円)の書籍購入クーポン券を20万枚発行し、来場者に配布するとしている。