(台北中央社)台湾プロ野球・統一ライオンズに7月に入団した高塩将樹投手は7月31日、中部・台中市の台中インターコンチネンタル野球場で行われた中信ブラザーズ戦に八回裏、3-4と1点を追う場面でリリーフ登板した。統一は九回、一挙に5点を奪って8-5で逆転勝利し、高塩は1回1失点でプロ入り後初めて勝ち投手となった。
統一は元ヤクルトのローガン・オンドルセク投手が先発し、六回まで無失点で粘った。だが3点リードの七回裏、劉軒荅投手が2番手で登板すると中信に3点を与え、続く江承峰投手も1点を失い相手に逆転を許す展開に。八回裏に登板した高塩も中信の張志豪外野手にソロホームランを打たれたものの、その後の味方打線の活躍で白星を手にした。九回は邱浩鈞投手がマウンドに上がり、無失点で逃げ切った。
高塩は6月に行われたドラフト会議で指名を受け統一に入団。21年末のルール改正でドラフトの対象が一定の条件を満たした外国人に広げられて以降、指名を受けて入団した外国人選手第1号となった。この日が台湾プロ入り後2度目の1軍登板だった。