(台北中央社)ファン投票などで選ばれた台湾プロ野球(CPBL)のオールスターチームと、11月の国際大会「プレミア12」に向け選出された台湾代表チームが対戦するオールスターゲームが7月に行われる。昨季まで埼玉西武ライオンズでプレーした呉念庭内野手と張奕投手がそろって台湾代表チーム入りすることが、13日までに発表された。台湾代表の曽豪駒監督はオールスターゲームを通じて選手を観察して最終的に最高のチームを組めればとの考えを示している。
呉は現在、社会人チーム・全越運動に所属。張は台湾プロ・台鋼ホークスのテスト生として2軍の試合に出場している。2人は今月28日に行われる台湾プロのドラフト会議に参加する見込み。
曽氏は2人について、過去に日本で良い成績を残しており、国際試合でも優れたパフォーマンスを見せたと評価。前回2019年のプレミア12や昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも張や呉が活躍したため、オールスターゲームで腕前を確認するとし、2人が今回も良いパフォーマンスを見せて年末まで好調を維持し代表チームに貢献してくれればと話した。
オールスターゲームは7月20、21両日に台北市の台北ドームで開催。CPBLは各試合約2万8500席を販売し、過去最多の入場者数を記録するだろうだとしている。オールスターチームには台鋼の王柏融外野手(元日本ハム)などが選ばれた。