(台北中央社)台湾の俳優、ウー・カンレン(呉慷仁)が主演するマレーシア映画「アバンとアディ」(富都青年)が1日、台湾で公開され、公開3日間で興行収入約1500万台湾元(約7000万円)を記録した。台湾で公開されたマレーシア映画として歴代1位の成績となっている。
同作はマレーシア出身のジン・オング監督の初監督作品。2020年に台北金馬映画祭のピッチング(企画提案)会議でビジョナリー賞を受賞した企画で、先月25日に台北市内で開かれた映画賞「第60回ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)授賞式ではウーが同作で主演男優賞を受賞した。
オング監督は台湾での好成績に「2023年のこの冬、皆さんがくれた愛を記憶にとどめておきます」と感謝のコメントを寄せた。
同作は沖縄県で先月23日~29日に開かれた新しい映画祭「沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」でコンペティション部門観客賞、主演俳優賞、審査員賞を受賞し、最多3冠に輝いている。