(台北中央社)陳駿季(ちんしゅんき)農業部長(農業相)は3日までに、イオングループのコンビニエンスストア、ミニストップの藤本明裕社長や関連部門の担当者らと交流した。台湾の農産物を使った商品を開発してきたミニストップは、台湾の農産物の調達を増やしていくとし、日本の消費者の好みに合う新商品のさらなる開発に意欲を示した。
農業部(農業省)が3日、報道資料で明らかにした。陳氏は台湾産農産物の海外市場開拓のため、2日から6日までの日程で日本と韓国を訪問している。
ミニストップではこれまで、台湾産の冷凍焼き芋を使用したソフトクリームやどら焼きを開発・販売し、好評を博している。
双方は今年6月に対日輸出が解禁されたドラゴンフルーツ赤肉種を台湾産バナナと組み合わせたソフトクリームや、台湾の果物と茶葉を使った商品の開発などについて意見を交換。ミニストップ側からは、台湾の新鮮な果物を加えた「台湾フルーツティー」に高い興味が示されたという。
農業部はミニストップに対し、関連の支援や協力を行っていくことを約束した。
陳氏は弁当やおにぎりなどを製造、販売する日本デリカフレッシュにも足を運び、製造ラインなどを視察した。双方は煮込み豚肉や肉そぼろなどの豚肉加工品について詳細な話し合いを行い、今後の計画を練った。