(東京中央社)世界のキャラクターが集うライセンス展「ライセンシングジャパン」が3日、東京ビッグサイトで始まった。台湾の作品が一堂に会す台湾パビリオンが設置され、ビジネスチャンスの獲得を狙う。同パビリオンの開幕記者会見に出席した謝長廷(しゃちょうてい)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は、台湾キャラクターの世界進出に大きく寄与すると期待を寄せた。
同パビリオンは台湾コンテンツの海外進出を支援する「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー」(文化内容策進院、文策院)が設置。日本のポプラ社と書籍を出版し、タイやシンガポール、マレーシアなどでも発売されている「クロロ宇宙探検隊」やインターネットで人気のある6本足の小動物「バグキャットカプー」など台湾のオリジナルキャラクター10作品を紹介している。
謝代表は、台湾にも優秀なキャラクターデザインと意欲的な業者が多いと強調。(商業的に)成功したキャラクターデザインは国境や言語の壁を越えると語った。
イベントは5日まで開催。文策院の蔡嘉駿董事長(会長)は台湾と日本のライセンス協会を通じて日本の人々に台湾にはタピオカミルクティーだけでなく、成功したキャラクターも多くあることを知ってもらいたいと話した。