(台北中央社)南部・台南市内で開催されたクリエーティブ産業の祭典「クリエーティブエキスポ台湾」(台湾文博会)は1日、閉幕した。主催した文化部(文化省)によれば、延べ62万人超が来場し、成約額は前年比約8%増の12億台湾元(約54億6000万円)に達した。来年は台北市内で開かれる。
今年は「宝島百面」をテーマに、台南の地域の特色や歴史の深みを紹介。主会場のICC Tainan(大台南会展中心)の他、芸術村の321巷芸術聚落や文化施設の台南文化創意産業園区、藍晒図文創園区、西竹囲之丘文創園区など複数の会場で開催された。主会場では先月26日から、その他の会場では同23日から展示が始まった。
主会場で開かれた商談展示会には570を超えるブランドが参加し、700ブースが出展。海外からバイヤー70人超が来場し、700回以上のマッチングが行われた。3カ所の文創園区や芸術村では、猫の形のイメージキャラクター「巷仔Niau」のオブジェが登場し、高い人気を集めた他、マーケットや音楽イベント、仮装パレードなども実施され、台南の400年の歴史を伝えた。
来年は台北の南港展覧館で8月7日から13日まで開催される予定。