(苗栗中央社)大阪府の国立民族学博物館で、台湾や中国をはじめ世界各地に暮らすエスニックグループ「客家」と日本の関係に焦点を当てた企画展が9月から開催される。共催する客家委員会客家文化発展センター(中部・苗栗県)が所蔵する実物資料などが、初めて日本で展示される。
同センターが6日、報道資料で知らせた。今回提供する所蔵品は約100年前のSPレコードや客家建築の模型など約50点。センターが著作権を有するグラフィックや映像なども利用して客家の文化や歴史を紹介する。
同センターの何金樑主任は、民族学博物館とは2017年に学術協定を結んでおり、これまで台日の研究者がフィールドワークや研究での交流、対話を行ってきたとコメント。これらが今回の企画展につながったと説明した。
民族学博物館の創設50周年を記念した企画展「客家と日本─華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」は9月5日から12月3日までの開催。毎週水曜日は休館。