(台北中央社)パリ五輪に合わせて開かれる文化プログラム「文化オリンピアード」に参加する複数のパフォーマンス団体が18日、台北市内で一部演目のリハーサルを公開した。激励に訪れた卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は、台湾のマルチな伝統が世界に広まることを期待すると語った。
文化オリンピアードへの参加を巡っては文化部(文化省)が2年余りかけて準備を進めてきた。7月27日から8月10日まで、パリの公園に設置する「台湾パビリオン」で、24団体、122人のアーティストらが、ジェンダーやエスニックグループ、言語、伝統を超えて現代台湾の文化的景観を反映させたパフォーマンスを57回披露する予定。
卓院長は、台湾と世界が分かち合う平等で革新的な開かれた五輪の精神を世界に見てもらえると信じていると強調。外国の人々に台湾の美しい伝統文化を知ってもらいたいと語った。
文化部は、原住民(先住民)音楽や電子音楽、台湾語、客家語、伝統楽器と現代楽器の融合、雑技やサーカス、人形劇なども披露されるとしている。