(台北中央社)政府系研究機関、中央研究院の南部院区(南部・台南市)で6日、台湾の人的交流や物産、芸術活動に関するえりすぐりの史料を紹介する特別展が開幕した。同院は、かつての南の島の文化の様子を感じてほしいとしている。
「南方・島しょ・人文」をテーマに、同院台湾史研究所が台南市の国立台湾文学館や国立台湾歴史博物館と協力して開催した。同院南部院区で史料が展示されるのは今回が初めて。展示されているのは同研究所が三十余年来集めてきた品々で、写真や新聞、書籍の他、かつての商店が書いた手紙、日本統治時代の旅券、長谷川清台湾総督に関する文書などが含まれる。
展示会場は3つのエリアに分けられ、1624年にオランダ人が台南に上陸してから現在までの人的交流の他、台湾ならではの物産と果物、南国のイメージと日本統治時代における台湾の若者の音楽活動などに対する理解を深められる。
12月6日まで。