(バンクーバー中央社)カナダを訪問中の台北市立第一女子高校楽儀旗隊(マーチングバンド・儀仗隊・カラーガード)はカナダの建国記念日に当たる「カナダデー」の1日、西部バンクーバーのクイーン・エリザベス・シアター前広場でパフォーマンスを披露した。会場には1000人以上の観客が集まった。
この日のパフォーマンスは約20分にわたって行われ、メンバーは凛(りん)とした姿勢で一糸乱れぬ行進を披露。演奏や儀仗銃さばき、カラーガードで難易度が高い技を完璧にこなし、鳴りやまぬ拍手を受けた。
公演を観賞したバンクーバー市議は、同高の生徒はとても優秀だとした上で、活気に満ちたパフォーマンスを人々に届け、カナダデーのイベントに美しい彩りを加えてくれたと話した。市民からは「こんなに素晴らしいマーチングは今まで見たことがない」との声が聞かれた。
楽儀旗隊内でマーチングバンドと儀仗隊、カラーガード隊のそれぞれの隊長を務める生徒らは、隊員を代表し「カナダで公演することができ、この上ない光栄を感じている」とコメント。「学力テストへのプレッシャーもあったが、海外公演のために皆で全力を尽くした」や「カナダで(中華民国の)国旗が掲揚されているのを目にし、うれしかった」などと語った。
駐バンクーバー台北経済文化弁事処の劉立欣処長(総領事に相当)は、生徒らは最高の親善大使だと評価。人々に台湾のソフトパワーやはつらつとした生命力、優れた教育力を見せたと述べた。
楽儀旗隊はカナダ訪問中、西部カルガリーで行われるカウボーイイベント「カルガリースタンピード」での公演も予定している。