花嫁の幸せ願う花飾り 作家が作品展示 消えゆく伝統の美伝える/台湾

2022/07/06 11:37
伝統的な花飾り「春仔花」を作り続ける施麗梅さん
伝統的な花飾り「春仔花」を作り続ける施麗梅さん

(桃園中央社)結婚の儀式の際に花嫁が着ける伝統的な花飾り「春仔花」の展示が北部・桃園市内のデパートで行われている。作者の施麗梅さんは、花飾りには花嫁への祝福の気持ちが込められているとし、台湾の伝統文化の美しさをより多くの人に知ってほしいと話す。

紙片や細い針金で成形し、赤い糸を巻き付けて立体的な花びらを作り出す。形によって異なる意味があり、伝統的なものには子孫繁栄の象徴とされたザクロが4つ付けられていた。偶数は縁起が良いとされている。

幼い頃、祖母が手作りするのをよく目にしていたが、自身が結婚する時になって初めて意味を知ったという施さん。夫と営んでいた写真館では、結婚写真の撮影に来た客に贈っていた。だが、ある時から手に入りにくくなり、この伝統工芸が途絶えつつあることに気付いたという。30代に入ってから約40年間、花飾りを作り続けている。

込められた意味を理解するところから始め、作り方を研究した。日本の帯結びの技法を取り入れ伝統的な手法と組み合わせると、さまざまな形を作り出せるようになった。会場には、金魚やクジャクなどを絵のように配置した作品や、伝統的人形劇「ポテヒ」(布袋戯)の人形に花飾りを付けた作品20点が並ぶ。

新光三越デパート桃園駅前店で10日まで。

(睿騏騏/編集:楊千慧)

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花飾りを付けた伝統的人形劇「ポテヒ」(布袋戯)の人形
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