台南水道博物館 日本時代の耐火れんが、保管していた市民が寄贈/台湾

2022/06/26 14:02
市民から寄贈された日本時代の耐火れんが=台南市政府文化局提供
市民から寄贈された日本時代の耐火れんが=台南市政府文化局提供

(台南中央社)日本統治時代に建設された水道施設跡を再利用した南部・台南市の台南山上花園水道博物館に市民から日本製の耐火れんがが寄贈された。同市政府文化局が26日、報道資料で明らかにした。施設が稼働していた当時、敷地内にあった火力発電施設の煙突に使われていたれんがの一部だという。

日本統治時代の1922(大正11)年に水道インフラ整備が完成し、今年で水道通水100周年を迎えた台南市。これに合わせ同博物館は歴史に関する調査に力を入れており、市内に住む呉朝全さんが保管していた耐火れんがを寄贈した。

呉さんから寄贈されたレンガは日本で製造されたものとみられ、一部のレンガは「三石耐火煉瓦株式會社」や「TOBATA」の刻印がくっきりと読み取れる。

現存する煙突の台座部分=台南市政府文化局提供
現存する煙突の台座部分=台南市政府文化局提供

文化局の葉澤山局長によれば、水道施設の供用が始まった頃、施設内の火力発電によって電力が供給されており、高さ約36メートルに及ぶ煙突が建てられた。1982年に同施設が役目を終えたのと同時に煙突は撤去され、現在は一部が残るのみとなっている。

施設で技術者として働いていた呉さんの父親は煙突が撤去された後、廃棄目前となった大量の耐火れんがを目の前にして、記念に手元に残したいと考え、いくつか家に持ち帰ったのだという。

同館は、煙突に関する調査は重要な項目だとし、文物が見つかったことによって歴史の研究に役立つとの考えを示した。

(楊思瑞/編集:楊千慧)

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