翻訳ミステリー大賞に紀蔚然さん 「受賞できると思わなかった」/台湾

2022/06/04 18:47
紀蔚然さん=資料写真
紀蔚然さん=資料写真

(台北中央社)台湾人作家、紀蔚然さんの「台北プライベートアイ」が3日、翻訳ミステリーの年間ベスト1を選ぶ「第13回翻訳ミステリー大賞」に選ばれた。紀さんは吉報に触れ「受賞できるとは思わなかった。うれしい」と喜びを語った。

中国語の原作となる「私家偵探」は2011年に台湾で出版され、日本語の他、フランス語、イタリア語、トルコ語、韓国語などにも翻訳された。昨年には続編となる「DV8:私家偵探2」も発売されている。

読む人を引き込むストーリーが大きな反響を呼んだが、紀さんは中央社の取材に対し、元々は舞台脚本を書き続け、スランプに陥った時に、別のものが書けないかと思い執筆した作品だと語る。

設定上の舞台は北部・台北市六張犁。健康のために散歩をしていた紀さんがよく立ち寄った臥龍街があり、推理小説にぴったりだと思ったという。「葬祭業者が軒を連ね、死の雰囲気が漂っていて、長期にわたって放置された廃墟があり、何度も歩くうちに、事件はここで起きるかもと想像するようになった」。

普段から推理小説を読むのが好きで、米国や英国、日本の作品も読んでいたという紀さんだが、実際の執筆は順調とはいかず、「舞台作品とは全く違った芸術だったので、どう進めて良いか分からず、3年かかってやっと完成させた」と振り返った。

さらなる続編については、すでにおおまかな流れはある程度決まっているとし、さらに熟考を重ね、「半年後には書き始める予定だ」と話した。

(王宝児/編集:齊藤啓介)

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