国産の無人航空機、約11時間の試験飛行 専門家「大きな成果」/台湾

2022/06/29 17:58
台湾の国産無人機「騰雲2型」(模型)
台湾の国産無人機「騰雲2型」(模型)

(台北中央社)政府系研究機関、国家中山科学研究院(中科院)が空軍向けに開発した大型無人機「騰雲2型」が26日午前、約11時間に及ぶ飛行試験に成功した。国防部(国防省)が設立したシンクタンク、国防安全研究院国防戦略・資源研究所の蘇紫雲所長は「台湾の無人機技術の大きな成果だ」との認識を示した。

中科院の関係者は飛行試験の実施については認めたものの、性能や試験結果については言及を避けた。

蘇氏は中央社の取材に、飛行試験の成功は自主国防におけるマイルストーンだと指摘。将来は蓄電池材料の基板となる炭素原子シート「グラフェン」など台湾の材料産業の強みと合わせて、ステルス性を持つ無人機の開発につなげれば、戦場での生存率と任務での柔軟性を向上できると期待を寄せた。

また今回の試験飛行の飛行距離は約4500キロで、台湾本島の周囲を4〜5回回ったとし、長時間滞空できることを証明したと強調。パワーや自律飛行、衛星データリンクのハードウエア、飛行制御ソフトウエアのシステム統合の成熟度を象徴していると述べた。

蘇氏によれば、搭載量は1500キロを超え、ミサイルのヘルファイアや汎用爆弾の他、巡航ミサイルや対艦ミサイルなどの新兵器の搭載も可能だという。偵察だけでなく、必要に応じて反撃用の火力を提供し、台湾の非対称戦力を高められるとの見方を示した。

(黄雅詩/編集:齊藤啓介)

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