中部・台中市清水区の廃灯台を再利用した高美灯台園区に12日、宿泊施設がプレオープンした。廃灯台に宿泊施設が併設されるのは台湾で初めてで、交通部(交通省)が進める灯台の活性化の取り組みの一環として整備された。王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)は高美灯台の活性化は重要な一里塚になるとし、観光の盛り上げにつながるよう期待を寄せた。
宿泊エリアには4人部屋1室、2人部屋1室、バス・トイレ共用の2人部屋5室が設けられた。園区内には展覧スペースも導入された。地元の業者による軽食の販売も行われる。
宿泊客は灯台の内部も見学できる。
高美灯台は1967年建造。近隣の台中港灯台の建造に伴い、1982年に運用を停止した。