国防部(国防省)は6日、東部・台東県の志航空軍基地で、漢翔航空工業(中部・台中市)が開発、製造した新型高等練習機「勇鷹」を報道陣に公開した。
同機は現在までに4機が空軍に引き渡された。AT3練習機の他、2024年までにはF5戦闘機も置き換える予定。同基地では6人が関連の訓練を行っている。
この日は報道陣の前で勇鷹が離陸した後、着陸態勢から再び高度を上げる「着陸復行」の訓練をしたり、滑走路上でF5と隊列を組んだりした。
乗組員は、経国号(IDF)と比べ、着陸直前の進入速度が遅くなったことで余裕を持って相互チェックができ、操作ミスのリスクを低減したと強調。多くの補助装置があり、離着陸に必要な距離が短くなったと語った。