「日本の国籍を放棄しました」。先月17日、この文章が中華民国国民身分証の写真とともにフェイスブックに投稿され、台湾で注目を集めた。投稿者の中島健一さん(30)は、台北市内で中央社の記者に日本のパスポートを見せながら「これ、もう必要じゃない」と笑う。
中島さんは1987年、日本人の父と、日台ハーフの母の間に生まれた。台湾を初めて訪れたのは5歳の時。日本で小学校に1年間通った後、台北県(現在の新北市) 蘆洲に移住し、現地の小学校に就学した。中学校に進学する前に一度日本に帰国したものの、台湾にいる母親が体調不良のため、台湾に呼び戻され、21 歳まで日本と台湾を行き来した。国民身分証を取得したのは20歳前後の時。それ以降は大半を台湾で過ごし、ここ7年間はゲーム機販売店で勤務している。



