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台湾の南部や中部で大雨続く 高雄や屏東などでは7日間で2000ミリの所も

2025/08/03 18:35
南西からの風の影響などで、大雨が降り続き、道路冠水の被害が出ている南部・台南市永康区=同市政府消防局提供
南西からの風の影響などで、大雨が降り続き、道路冠水の被害が出ている南部・台南市永康区=同市政府消防局提供

(台北中央社)台湾では南西からの風の影響などで、7月下旬から中部や南部を中心に大雨が続いている。中央気象署(気象庁)によれば、南部・台南市や高雄市、屏東県では8月3日午後5時半時点の7日間の累積雨量が2000ミリを超える所がある他、各地で道路の冠水や土砂災害なども発生している。

気象署の朱美霖予報官は3日の記者会見で、台湾は7月下旬から大きな低圧帯の影響下にあると指摘。二つの台風が発生し、さらに低圧帯が台湾上空に長期間とどまっているため気圧配置に大きな変化がなく、南西からの風が継続的に雨をもたらしていると説明した。また降雨のピークは第1波が7月28日から31日まで、第2波が8月2日から3日までとの見方を示した。

朱氏によれば、南西からの風は5日から弱まるものの、同日は中部や南部で所により雷を伴うにわか雨や激しい雨が降る見通し。北部や東部でも午後に雷を伴うにわか雨が降る。6日からは太平洋高気圧の影響が現れ、午後の雷を伴うにわか雨を除けば、各地でおおむね晴れとなる。7日から9日にかけて雨は徐々に減少していくという。

また、中央災害対策センターが3日午前9時までの情報をまとめた報告によれば、大雨による人的被害は死者が3人、行方不明者が4人、けが人が49人。

(張雄風/編集:田中宏樹)

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