(台北中央社)交通部(交通省)観光署(観光庁)は20日、鉄道旅行をテーマに制作した台湾観光PRムービーを公開した。俳優のワン・マンチャオ(王満嬌)さんやフィガロ・ツェン(曽少宗)さんらが出演し、ノスタルジックな視点から台湾の魅力を楽しむスロートリップをアピールしている。
ムービーは、台湾西部と東部をつなぐ鉄道風景と文化を結び付けた。南部・嘉義県の景勝地、阿里山の森林や古い町並み、観光列車、台湾原住民(先住民)などが登場し、台湾の豊かな自然や文化を表現している。
この日台北市の交通部で開かれた記者会見で周永暉(しゅうえいき)観光署長は、ムービーを通じて今年4月に東部海域で起きた地震により被害を受けた東部の観光産業の支援につなげたいと期待を寄せた。
観光署は、英語や日本語、韓国語などの字幕を付けた上で海外でのPRを行い、より多くの国内外からの観光客を東部に引き付けたいとしている。