(台北中央社)交通部観光署(観光庁)は13日、今年の訪台日本人客が10月までに100万人を突破したと発表した。前年同期比で5割近く増加した。第4四半期(10~12月)には新型コロナウイルス禍後の最高に達すると見込んでいる。
同署の統計によれば、昨年1~10月の訪台日本人客は68万4361人だった。
同署は日本を重要な市場の一つと位置付け、さまざまな施策を展開している。俳優の妻夫木聡さんを今年度の日本向け観光アンバサダーに起用し、CMを通じて台湾ならではの「人情味」を伝える他、先月には日本旅行業協会(JATA)との共催で、天灯(スカイランタン)上げイベントを北部・新北市平渓区で開き、日本人客1000人以上を呼び込んだ。
また、台北市の超高層ビル「台北101」の展望台では、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打ボールを展示する特別展が13日から始まった。同署は台北101と共にパッケージ商品や観光プランのPRを進め、訪台日本人客の回復を加速させたいとしている。特別展は来年3月2日まで。