(台北中央社)強烈台風(台湾基準)台風21号の接近に伴い、31日は台湾全土で休業休校措置が取られた。各地の鉄道では運休したり、運行本数を減らしたりしている他、航空便では欠航や時刻の変更などが相次ぐなど、交通機関への影響が広がっている。
台湾鉄路(台鉄)は全線で運休となった。台湾高速鉄道(高鉄)は、通常のダイヤを変更し、全区間を走る各駅停車を毎時2本運行する。台北メトロ(MRT)は淡水信義線の民権西路―淡水間と松山新店線の七張-小碧潭間、文湖線の全線で運転を見合わせた。同メトロのその他の路線と新北メトロ、桃園メトロ、高雄メトロの各線は運行本数を減らし、地上や高架の区間では風雨の状況を見て運行している。高雄ライトレール(LRT)は全線で運転を見合わせた。
マンダリン(華信)航空とユニー(立栄)航空は、31日の国内線全便を欠航とした。その他の航空会社の国際線でも、欠航や時刻が変更になった便が相次いだ。
海の便では、台湾本島と離島を結ぶフェリーなど11路線139便が欠航となった。
(編集:齊藤啓介)