(台北中央社)強烈台風(台湾基準)台風21号は31日午前11時現在、東部・台東の東南東約70キロの海上を時速21キロで北北西から北北東に進路を変えながら進んだ。中央気象署(気象庁)によると、東部の離島・蘭嶼では31日午前、平均風速59.9メートルを観測した。
中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は51メートル。強風域の半径は320キロ。
午前11時現在、台湾本島のほぼ全域と離島・澎湖が強風域に入っており、台湾本島の全県市と離島・澎湖、金門、馬祖が陸上警戒区域となっている。
台風の接近に伴い、花蓮県全域や北東部・宜蘭県山地、中部・台中市山地では、所によって24時間雨量が500ミリ以上となる恐れがある。東部・台東県全域や宜蘭県平地、北部・台北市全域、新北市山地、北部・新竹県山地では24時間雨量が350ミリまたは3時間雨量が200ミリ以上となる可能性がある。