(台北中央社)南部・高雄の北東にあった軽度台風(台湾基準)台風18号は4日午前5時、熱帯低気圧になった。中央気象署(気象庁)は同5時半、海上陸上台風警報を解除し、熱帯低気圧特報を発表した。北部や北東部の4県市に豪雨・大雨特報を出し、警戒を呼びかけている。
各県市に出されている豪雨・大雨特報は次の通り。豪雨(24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上)=台北市(山地)▽大雨(24時間雨量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上)=北部・新北市(山地、基隆北海岸)、基隆市(基隆北海岸)、北東部・宜蘭県。
熱帯低気圧特報によれば、熱帯低気圧は4日午前5時現在、高雄の北東約20キロにあって、中心はほぼ停滞し、ゆっくりと南に移動している。中心気圧は1004ヘクトパスカル。気象署は、台湾の各沿岸部や離島では比較的強い風が吹き、近隣海域では比較的大きな波が起こるとして注意喚起した。